インドネシアで働く

インドネシアで働くということ

インドネシアで働く日本人は年々増えています。大きく分けると「現地採用」と「駐在員」の2つの形態があり、それぞれ働き方や生活スタイルに違いがあります。

ジャカルタの街並み

全体像:現地採用と駐在員の違い

項目 現地採用 駐在員
採用経路 求人サイト・紹介会社 日本本社から派遣
給与水準 平均20万円~35万円ほど 日本給与+手当(高水準)
住居・車 自分で契約する場合もある(アパートやコスなど) 会社負担(家・車・運転手付き)
医療・保険 自分で加入(海外旅行保険など) 会社のサポート100%
生活スタイル シンプル・現地に馴染みやすい 快適・日本人コミュニティ中心

現地採用:エージェント探しから入社までの流れ

現地採用が決まって働き始めるまでの一般的な流れは、以下のようになります。

1. エージェント/求人探し

  • 求人サイト、エージェント、LinkedIn、企業採用ページで募集を探す
  • 日本人向け・日系企業特化のエージェントを使うと情報が見つかりやすい
  • 複数登録して比較検討がおすすめ
  • ▼主な日本人向けエージェント▼
    JAC Recruitment RGF Persol OS Selnajaya
📝

2. 書類準備(応募)

  • 英文履歴書 (CV / Resume) — 海外企業では必須
  • 日本式履歴書 — 日系企業や日本語面接用
  • 職務経歴書 — 担当業務や成果を具体的に記載
  • パスポート写し、在留資格書類(該当する場合)
💻

3. 面接(オンライン/対面)

  • 1次はオンライン面接が多く、最終面接は対面が多い
  • 渡航時期・ビザ・住居・保険など生活面の確認も重要
🎯

4. 内定・雇用条件の確認

  • 給与・手当・開始日など契約内容を確認
  • 現地採用の場合、給与は現地基準になる場合あり
  • 諸手当・休暇の扱いもチェック
📑

5. 就労ビザ(手続き)

  • 会社が手続きを行う場合が多く、候補者側での負担は少ない
  • パスポート有効期限や学歴・経歴・無犯罪証明の提出を求められる場合あり
✈️

6. 渡航・到着後の手続き

  • 住居手配、銀行口座開設、携帯契約、社会保険登録などを会社・エージェントがサポート
  • オリエンテーションや導入研修がある場合も多い
🏢

7. 入社・業務開始

  • 就労ビザ・許可が整ったら入社
  • 最初の数か月は積極的に質問して慣れることが大事
  • インドネシア語もどんどん使って、ローカルスタッフと積極的に会話していくと早く馴染める
📌

準備のチェックポイント

  • 英文履歴書は職務内容が一目で分かるように整理
  • 日系企業では日本式履歴書も必須
  • パスポート有効期限を確認(6か月以上残存が必須)
  • 就労ビザ関連書類は事前に準備

どんな仕事が多い?

インドネシアで働く日本人が多い業種は、製造業、サービス業、IT、教育などです。

勤務エリアはジャカルタを中心に、チカラン(工場勤務)、バリ(リゾート系)、スラバヤ(港町)、バンドン(学生・研究者)などに分布しています。

日本人が働くエリアマップ

日本人の主な職種・活動内容

ジャカルタ南部(駐在員)、チカラン(工場勤務)、バリ(リゾート系)、スラバヤ(港町)、バンドン(学生・研究者)などの分布

都市 位置 特徴 日本人の主な職種
ジャカルタ(Jakarta) ジャワ島西部 首都・経済・政治の中心地 商社・金融・事務系
スラバヤ(Surabaya) ジャワ島東部 港湾都市・商工業の中心 工場管理、物流
チカラン(Cikarang) ジャカルタ東部 工業団地が集まるエリア 製造業・工場勤務
バンドン(Bandung) ジャカルタ南東 教育・服飾系 先生・製造業
バリ島(Bali) リゾート島デンパサール中心) 観光業・リゾート地 観光・ホテル・リゾート系
日本人マップ(アイコン付き)
現地採用ページ 現地採用ページ

生活と働くことはセット

住居・交通・食事・医療など、働き方によって生活スタイルも変わります。ここではその一部を紹介します。

ジャカルタの渋滞
筆者も住んでいたアパート
ワルンのご飯
インドネシアのワルンご飯
アパート外観
日本人向けスーパーマーケット

まとめ

インドネシアで働くことは、待遇だけでなく生活の形そのものに影響します。自分に合った働き方を見つけるために、まずは全体像を把握することが大切です。

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