イスラム教は世界三大宗教のひとつで、世界中に多くの信者がいる宗教です。
信者は「ムスリム」と呼ばれ、
唯一の神である「アッラー」を信じています。
キリスト教や仏教と同じく長い歴史を持ちながら、日常生活と強く結びついている点が特徴です。
アッラーとは何か?
イスラム教におけるアッラーとは
「唯一の神」を意味します。
- 神はアッラーのみ
- 世界を創造した存在
- 人間はその教えに従う
姿や形を持たない絶対的な存在とされています。
重要人物のムハンマド
ムハンマドはイスラム教において非常に重要な人物で、
「最後の預言者」とされています。
アッラーの言葉を人々に伝えた存在であり、神そのものではなく“神の教えを伝えた人”です。
ムスリムにとっては生き方の手本となる人物ですが、崇拝の対象はあくまでアッラーのみです。
ムスリムとは誰のことか?
ムスリムとは
「イスラム教を信仰する人」のことです。
世界には約20億人以上のムスリムがいるとされ、その中でもインドネシアは世界最大のムスリム人口を持つ国です。
イスラム教の基本的な考え方(五行)
イスラム教には「五行」と呼ばれる5つの基本行動(義務)があります。
| 五行(Pilar Islam) | 内容 |
|---|---|
| 信仰告白 (シャハーダ) |
「アッラーの他に神はなく、ムハンマドは神の使徒である」と宣言する。 |
| 礼拝 (サラート) |
1日5回、メッカの方向に向かって祈る。 |
| 喜捨 (ザカート) |
貧しい人々に収入の一部を施す。 |
| 断食 (サウム) |
ラマダン月に日の出から日没まで飲食を断つ。 |
| 巡礼 (ハッジ) |
可能であれば一生に一度メッカを訪れる。 |

なぜ1日5回お祈りするのか?
日常の中で神への感謝を忘れないためです。
時間ごとに祈りを行うことで、生活の中に信仰を組み込んでいます。
イスラム教の基本用語
インドネシアで暮らすうえでよく聞く言葉を、簡単にまとめました。
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| コーラン | イスラム教の聖典 |
| アッラー | イスラム教で信じられている唯一の神 |
| ハラール | 「食べてもいい・してもいい」もの |
| ハラム | 「食べてはいけない・してはいけない」もの |
| モスク | ムスリムが礼拝を行う建物 (モスジット) |
| ラマダン | イスラム暦の断食月 |
| プアサ | 断食のこと |
| ブカプアサ | 断食明けの食事のこと |
| レバラン | ラマダン終了後の祝祭大型連休 |
これらの言葉の由来
これらは主にアラビア語由来の言葉で、インドネシア語にもそのまま取り入れられています。
(例)
- ハラール(halal)
- ハラム(haram)
- サラート(shalat)※礼拝
イスラム教で避けられていること
イスラム教では、より良い生活のために避けるべき行動があります。
- アルコール
- 豚肉
- ギャンブル
- 嘘や不正

なぜ豚肉NGなの?
特に有名なのが「豚肉を食べない文化」です。
理由には宗教的な教えに加えて、
「不浄な動物」と考えられている背景があります。
そのため、インドネシアでは豚肉を扱わない店が多く、食品にも「ハラール認証」が表示されていることがあります。
なぜヒジャブを着けるの?

イスラム教の女性が着けている布は「ヒジャブ」と呼ばれます。
理由としては、
- 肌の露出を控える
- 慎みを大切にする
- 信仰の一部
といった考え方があります。
ただし、実際には国や地域、個人の価値観によってかなり差があります。
インドネシアではヒジャブを着けている女性は非常に多いですが、着けていない人も普通にいます。
インドネシアとの関係

インドネシアは世界最大のムスリム国家であり、イスラム教が生活の基盤になっています。
- 食事はハラール中心
- モスクが街に多い
- 金曜日は特別な日
- ラマダンで生活が変わる
👉(本記事)はこちら
『イスラム教とインドネシア生活文化』
実際の生活への影響

インドネシアで生活すると、宗教の影響を日常的に感じます。
- 食事はハラールが基本
- 仕事中の休憩時間はお祈りの時間でもある
- 金曜日は勤務体系が変わる場合がある
- ラマダン中は街の雰囲気が変わる
金曜日が特別な理由
特に金曜日は、ムスリム男性にとって重要な礼拝日です。
そのため、昼頃にモスクへ向かう人が増え、
会社によっては昼休みが長くなることもあります。
👉 詳細記事はこちら
《ラマダンとは?》断食の意味とリアルな生活
《レバランとは?》帰省・渋滞・リアルな過ごし方
《イスラム教とインドネシア生活文化》
《インドネシアで左手はNG?》理由・マナー・実体験を解説
イスラム教は厳しい宗教なの?
イスラム教って怖い?
ニュースなどの影響で「厳しい宗教」というイメージを持つ人もいますが、実際には非常に穏やかな人も多いです。
特にインドネシアのイスラム教は比較的穏やかと言われることが多く、外国人に対してもフレンドリーな人が多い印象です。
ただし、宗教を非常に大切にしている人が多いため、冗談半分でも宗教を否定したり馬鹿にしたりするのは避けた方がいいです。
外国人として知っておくべきポイント
- ラマダン中の公共飲食配慮
- モスクでのマナー
- 宗教批判は絶対NG
- 左右の手の文化
まとめ
イスラム教は宗教というより「生活のルール」として機能しています。
基本を理解するだけで、インドネシアの文化や行動の意味がかなり分かりやすくなります。
実際に生活してみると、日本との違いを感じる場面はかなり多くあります。
👉《日本とインドネシアの違いを比較》生活・文化・気候の違いまとめ



